クローズアップ現代 コピペ 〜「ネットの知」とどう向き合うか〜

ゲスト:茂木健一郎
教育現場で学生のレポートにコピペが氾濫していることなど。茂木氏の見解は、ネットは情報収集に便利に使ってよいがアウトプットは自分の脳ですべし、自ら体験すべし、といったところ。
コピペ「する側」への提言としては肯けるものである。
一方で、番組では「クローズアップ」されていなかったが、コピペ「される側」にも問題ありだ。今どきネットで少し調べてコピペすればできあがってしまうような課題を出す教員はどうかと思う。情報インフラの発達に取り残されて旧態依然の教育素材しか提供できないのは、教える側の怠慢と言われても仕方がない。小学生の読書感想文のコピペ用サイトが紹介されていたが、この感想文然り、コピペで完結するような課題はもはや時代に即していないと考えるべきではないか。
蒸気機関車が発明されて便利になりました、というときに、健康のためにやはり機関車は使わずに歩きましょう、などと言っても時代はそっちには進んでいかないわけで。蒸気機関車ありきで物事を考えていくしかない。