『赤朽葉家の伝説』 桜庭一樹 著

赤朽葉家の伝説

赤朽葉家の伝説

鳥取の旧家、赤朽葉家の三代記といった趣。
かなり硬派な雰囲気を想定して読み始めたのだけど、少々裏切られた。特に第2章、万葉の子の代の辺りから、レディースやら少女漫画家やらと怪しいワードが飛び出し、何だ何だ、という感じだったが、しかしそれはそれで(昭和回顧の読み物として)おもしろかった。何度ニヤリとしたことか。