『3年で辞めた若者はどこへ行ったのか』 城繁幸 著

「『近頃の若者は元気がない』と嘆いている企業は、逆にそういう若者にしか相手にされていないということである」
との一節が、若者側、企業側のどちらについても、簡潔に現状を言い当てていると思った。
終章は、雇用格差に関する論文のような感じになっていて、これがまた読ませる。新聞やテレビだけから情報を取っていたのでは何も見えてこない、ということがよく分かる。