『この世でいちばん大事な「カネ」の話』 西原理恵子 著

この世でいちばん大事な「カネ」の話 (よりみちパン!セ)

この世でいちばん大事な「カネ」の話 (よりみちパン!セ)

「カネ」のこと、働くことの大切さについて、柔らかな文体で書かれたエッセイ。小中学生向けとの位置付けらしく、全文にルビが振ってある。
働いてカネを稼ぐとはどういうことか、経済的な側面だけでなく、精神的な側面について、改めて考える良い機会になった。「働けること」のありがたみをどっかへ置き忘れて理想との差に失望する空気は、やっぱりどこか浮ついている。でもそのことを指摘してくれる先達は、なかなか身近にはいないわけで。そこにこの本がぴたりとハマった。

「どうしたら夢がかなうか?」って考えると、全部を諦めてしまいそうになるけど、そうじゃなくって、「どうしたらそれで稼げるか?」って考えてみてごらん。